こころ旅

01.jpg

こんばんは 皆様の窓辺のマーガレット笑福亭瘴鶴です 今夜の「瘴鶴のにっぽん縦断 こころ旅」は 忍の里・伊賀上野をぶらり旅です

02.jpg

さて今回の出発地点は近鉄・伊賀神戸駅 ここから路面電車の伊賀高原鉄道に乗り換えて伊賀上野の町へ一直線です

夏休みでも学生は部活の朝練で大変ずいねー

03.jpg

この伊賀高原鉄道、本当にローカル線ですね… 車掌さんが乗客に降り先を聞いて切符を切るなんてはじめて見ました

あっ瘴鶴姉、そろそろ降りる駅って、上に何かいるずい! NINJAずい!

な…なかなかのサプライズですね…

04.jpg

それでは忍者仕様の路面電車とお別れして、伊賀上野の町を散策しましょうか

まずはお昼ずいねー♪

05.jpg

さっきの電車の中にあったみたいに駅の構内にもNINJAがいるずい!

よく見ると表のお店にもいたりします こういう観光客を意識した仕掛けは面白いですよね

でもこれがぼろぼろになってたりすると、一転わびしすぎるオブジェになるから要注意ずいねー

06.jpg

伊賀上野の町並みを歩いていると突如漂う焼けた味噌の香ばしい香り 「田楽座 わかや」 本日のお昼はここにしましょうか

おおー古民家風の店構えにこのかぐわしい香り… これは期待できるずいねー

07.jpg

このお店の名物の豆腐の味噌田楽に色々付いた「Aセット」を頂きました 店の大将が念入りに焼き上げた味噌田楽、まさに絶品! ご飯がいくらでも進みます!

こっちのおからや野菜の煮物もあっさりした味付けで田楽の邪魔をしないのに飽きない味わいずいねー お吸い物の鞠麩も上品でさすが小京都ずい!

08.jpg

お腹が一杯になった所でまずはこちら 「日本三大仇討」の一つ「伊賀越鍵屋之辻の決闘」の舞台、鍵屋之辻です

おおー立派な石碑が建ってるずいねー

09.jpg

池田家の小姓の痴情のもつれによる殺人に端を発したこの仇討、本当は仇討とはいえません

へ?なんでずい?

本来の仇討は死者の部下・弟・子・妻といった目下の縁者が復讐するのがその基本 ですが、この鍵屋之辻の決闘は弟の敵を兄が藩主の命令で討つというイレギュラーな物でした

じゃあなんでこんな有名になったんずい?

この仇討が池田藩対旗本という大掛かりな対立になり、両者の助太刀に柳生新陰流の達人・荒木又衛門を始めとした当代の達人たちが参加したことがあげられますかね

ゲストが豪華なバラエティ番組みたいずいねー

10.jpg

そしてこの鍵屋之辻にあるお堂が「伊賀越資料館」として建てられています このお堂、仇討終了後に敵の首を洗って清めた「首洗の池」の跡に建てられていて この決闘に関する様々な資料が展示されています

撮影は禁止だったずいが、ここで戦った人たちが使った刀・槍・鎖帷子と言ったのが展示されていたずい!

11.jpg

それでは次、こちらは崇廣堂 津藩藤堂家が建てた藩校です 明治維新後は旧制小学校、そして図書館として使われていましたが、現在では国定史跡として保存され資料館兼文化施設となっています

この日はコスプレ撮影会があったらしく、刀剣乱舞やら時代物系のコスをしたおねーさん達がたくさんいたずい!

12.jpg

それでは今回の旅のメインディッシュ、伊賀上野城へ向かいましょうか 伊賀上野城のある区画は建物がみんな歴史建築っぽくなってるんですね

小学校も風格がある建物ずい!

13.jpg

まずは忍者博物館! 伊賀と言えば忍者! 百地三太夫・藤林長門守・服部半蔵と言った名だたる忍び達を輩出した伊賀の里 その息吹は現代でも脈々と受け継がれています

最近は忍者も萌えキャラずいねー

14.jpg

この忍者屋敷は実際に伝えられているからくりを使って色々と仕掛けを用意しているようですよ?

おおーどんでんがえしに隠し階段、監視部屋…いろいろ有るみたいずいねー

15.jpg

解説のお兄さんが屋敷内を色々説明してくれますが さすが観光客慣れしているのか、軽妙なトークですねー

でも鍛えているのか、ものすごくいい動きずい! 隠し扉と手裏剣を使って一瞬で身を隠すのは本当に忍術で姿を消したように見えたずい!

戦闘に使うのではなく、あくまで情報の伝達の為の逃亡が基本と言うのも本当の忍者っぽいですよね

16.jpg

別棟の資料館では様々な忍道具が展示されています

おおー! 昔に「忍者のひみつ」とかで見たような道具がたくさんずい!

17.jpg

そしてこの資料館の目玉がこの座布団! 神君家康公が伊賀越えの際に使ったいわく付きの物です

おー、ど真ん中に三葉葵の紋所がドーン!ずい

これの所持者は天下御免のお墨付きも頂いたようですから、本当に家康は感謝していたんでしょうね

18.jpg

さて、お次は忍者ショー! 現代において忍びの戦闘術を継承する若者たちが派手なアクションを見せますよ!

これは楽しみずい!

19.jpg

この忍者ショー、撮影は禁止でしたが 居合い切りに手裏剣打ち、吹き矢に抱え筒…様々な武術とアクション 本当に見ごたえがありました

見に来ていた外人さんも大喜びだったずい!

20.jpg

この伊賀上野城内の一角にあるのが、俳聖殿 伊賀上野が生んだ偉人・松尾芭蕉を祭る社です

さすが俳句の師匠ずい、わびた風情ずいねー

21.jpg

そしてこちらが伊賀上野城! 通称「白鳳城」とも言われる名城です

おおー!見事なお城ずい!さすがは名将・藤堂高虎公の建てたお城ずいねー

ん?建ててませんよ?

へ?

お城自体は大阪の陣の際に後方基地として建て始められたのですが、台風で倒壊 その間に豊臣家が滅亡してしまったので、最後まで作らずに終了 現代になって完成予想図を元に建てられたのがこのお城なんです

いや、まーかっこいいお城なんでそこは目をつぶるずい…

22.jpg

お城に入るとゆるキャラの「た伊賀ーくん」がお出迎え! そして藤堂高虎公の木像と有名な「プロペラ兜」が展示されています

おおーへうげものの藤堂高虎の顔はこの木像を基にしているんずいねー

23.jpg

そして城内には藤堂高虎公の生涯が顔出し看板でわかりやすく展示されています 様々な主君を転々とし、後には多くの城を築城した彼の生涯はまさに波乱万丈ですね

やっぱり一番最初のエピソードは浪人時代の餅の食い逃げなんずいね…

まあ、のちにそれを旗印にしましたし、食い逃げした餅も「出世餅」として御用達になったらしいですからね…

24.jpg

伊賀と言って忘れてはならないのが伊賀焼! へうげものでも主人公の古田織部が「ひょうげておる」と色々収集していましたね

なかなかユニークなデザインとわびた風情の色合いが見事ずいねー

25.jpg

さて、そろそろ旅も終わりの時間です いったん伊賀上野駅に戻りましょうか

でも電車の時間にはもうちょっと有るずい! ずいはスイーツが食べたいずい!

26.jpg

喫茶店を探して市内をぶらぶら しゃれた町屋作りの建物の和菓子屋さんが見つかりました

桔梗屋…一休さんのあの人みたいずいねー でも創業400年はものすごいずい! 中でお茶も飲めるみたいずいね!

27.jpg

ここで食べた「レモンみるく豆腐」と言う水菓子が絶品! ほの甘く冷たい口ざわりにプルンとした食感… これは他の皆さんにも知っていただかなくてはなりませんね! 加賀さんや他のみんなにも買って帰りましょう!

このみるく豆腐、ほかにもノーマルのみるく豆腐に抹茶味とか色々有るみたいずい! これはおすすめずい!

28.jpg

それではそろそろ電車に…と思った所で駅前にあったのが この鉄郎とメーテルの銅像 なんでこの伊賀上野の駅前にあるんでしょうね?

こういう時は駅員さんに聞いてみるずい! ふむふむ… どうやら、松本零士氏の奥さんがここの鉄道会社の縁者で ここのラッピング電車のデザインも彼がしているらしいずい、それでこの銅像もあるらしいずいねー

29.jpg

さてそれでは電車がやってまいりました 今回は伊賀高原鉄道・伊賀上野駅でお別れです

さすが忍者の里ずい!忍者尽くしだったずい!

「瘴鶴のにっぽん縦断こころ旅」夏 伊賀上野 終


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS