ちっこい加賀さんの旅


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次は鉄道むすめスタンプラリー・青春18きっぷ編その5 井川編
朝早起きして移動中の熱海駅にて
瘴「やあやあ、お待ちしていましたよ加賀さん」
加「結局来たんですね…フリーきっぷ代高いけどいいんですか?」
瘴「こういう時じゃないと、大井川鐵道には乗らないですから」
という事で友人の瘴鶴(仮)と二人で井川駅へ行く事に
加「どこ行くんですか?帰りのSuicaグリーン券を買うのが先ですよ」
瘴「忘れてました…そうでしたね」
加「その為に、少し早く熱海駅に来たんですからね」
以前書きましたが、熱海駅から東京方面は乗り換え時間が殆ど無い為
帰りもグリーン車に乗る場合、行きで熱海駅に着いた段階でグリーン券を買っておくと
後がラクになります
但し日帰りでしか、この方法は使えないので注意して下さい

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10:14 金谷駅に到着。ココで50分の待ち時間がありますが…
瘴「食べ物屋が全く無ーい!駅で何か食べようと思っていたのに!」
加「ここまで何もないとは思わなかったですね」
瘴「コンビニすら無いし…大井川鐵道の売店は…」
加「(SL観光用の)ビールとおつまみしかないですね
  ロクな食べ物が無いけど、トーマスグッズが凄く多いです」
ガチで金谷駅は周辺に全く食べもの屋が無いので、食べ物は事前に用意しておきましょう
アイスの自動販売機は何故か駅に2台ありますが…1台はホットスナックの方がいい気がしますよ
後、大井川鐵道にトイレは付いておりませんので、駅でトイレは済ませておきましょう
といっても金谷駅はちり紙が別売りなので、躊躇うかもしれないですけどね

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金谷駅からまずは千頭駅へ移動
瘴「この車両、東急東横線のお古じゃないですか?」
加「全く分からないですが何で関東を走ってる電車がこんな所に?」
瘴「大井川鐵道は古い車両を引き取って使ってるみたいなので、その影響ではないかと」
加「運営も大変なんですねぇ」
普通の車両なので特筆する事は特にないのですが
乗ってる途中、神尾駅の秘境っぷりに度肝を抜かされたのは
さすが大井川鐵道といった所でしょうか
(デジカメ持っていくの忘れたので神尾駅を撮影出来ませんでした)
そして12:18 千頭駅に到着(金谷駅から74分)

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千頭駅から井川線に乗り換えて、井川駅を目指します
加「10分しか乗り換え時間が無いから、売店より先にトイレを済ませて下さいね」
ココで瘴鶴(仮)に脱線させるわけにはいかない為、釘を刺しておきます
何せ井川駅まで110分かかりますから、事前にトイレに行く事は必須事項です
加「井川線小っさ!コレ身長180cmある人は天井に頭ぶつけますよ」
瘴「ヘッドマークが井川ちしろになってますね」
加「とりあえず車内に乗り込みましょう」
ヘッドマークなどを撮影して、いざ出発!
加「ノロ~!進行速度ホント遅いですね」
瘴「車両間の移動も出来ませんね」
加「連絡通路が無い電車というのも凄いですね」
何というか、色々カルチャーショックを受けるのが井川線だなと思いました

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井川線は電車1.5両分程の幅で最後まで走る為、井川方面左側はほぼ断崖絶壁
右側はガケすれすれという状況で、ひたすらトコトコ走っていきます
瘴「何かハプニング起こらないかな~」
加「悲惨な事になるから、ハプニングなんて起こらなくていいんですよ」
そうこうしてる内に、アブトいちしろ駅に到着
瘴「アブト車の連結作業が始まりますよ」
ココから長島ダム駅までは日本一の勾配の為、アブト式で登るとの事
しかしこの連結作業に注目させておいて、トイレに行かせない罠があるとは誰が思ったでしょうか
(連結部分の反対側に、駅のトイレがある)
トイレがガマン出来ない時は、写真を撮るのを諦めてトイレに行きましょうね
長島ダムの絶景を堪能しながら、このまま井川駅を目指します
アブト式は、ガチャガチャ歯車音を立てながら登るのかと思っていたら
歯車音はあまりしませんでした

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井川線といったら、やはり伝説級の秘境駅・尾盛駅ですよね
(降りる余裕は無かったので、車内からの撮影になりますが)
加「本ッ当に何も無い駅ですね」
瘴「ホーム狭っ!凄い駅だ…」
加「私秘境駅をなめてましたよ。万が一熊に襲われたら命無くしますね」
何というか、接岨峡温泉駅からの歩道(画像一番下)は どこいっちゃったのよ?
という感じで途中で無くなってますし
車掌のアナウンスで「鉄道ファンの間で人気があります」と言ってる為
尾盛駅で降りたら、確実に他の乗客から鉄道ファンだと思われる始末
尾盛駅に転がっていた物体が何なのかは分からないまま、井川駅を目指します
井川駅まで後二駅…

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今更ですが観光ポイントでは徐行して、景色をじっくり見られる様にしてくれます
尾盛駅-閑蔵駅間にも、日本一高い鉄道陸橋があるので勿論徐行
加「ココの景色は、TVで見た道路側から見た景色の方が綺麗ですね」
瘴「それにしても高いですねぇ。足下ばかり撮ってしまいますよ」
そして車内アナウンス「閑蔵駅到着は14:00、終点井川駅には14:18に到着です」
加「閑蔵駅からから井川駅まで18分もかかるのかよ!?」
残り1駅なのにコレはキツイ!そして上田電鉄別所線を思い出させてくれるかのように
ひたすらグネグネした線路と、数多くのトンネルを抜けていきます
瘴「外見てますと、いつの間にか高い所に来ていたんですねぇ」
加「山登ってる感じは、あまりしなかったんですけどね
  しかし、ホント数多くのトンネルを抜けていきますね」

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14:18 ようやく終点の井川駅に到着
加「イヤーやっと井川駅に着きましたよ」
瘴「長かったですねぇ」
スタンプは改札口の側にあったので早速ペタリ
目的を済ませたので、トイレを済ませてから瘴鶴(仮)を探します
加「どこ行った~?あー下へ行ったんだなコレ」
という事で私も下へ行きますが
瘴「食べ物屋あったけど閉まってるー!」
加「今日は12月31日ですから、開いてないのも無理ないですね」
瘴「何にも食べられないですよトホホ…」
加「今回グルメを含めた寄り道を一切しないから、もし来るなら
  自分用の食べ物を用意してきてね。って言ったじゃないですか」
瘴「一応持ってきましたけど…コレで終わりそうですよ」

ココで無念の携帯電池切れ。デジカメ持ってくるのを忘れたのが悔やまれました…

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ココから後は帰るだけ。でもまた井川線に乗るわけですからシンドイ
加「アレ、ヘッドマークを付け替えてますね。というか千頭駅で撮影したんだからもういいでしょう」
そしてトコトコと再び千頭駅まで出発。長島ダム駅から戻る時の景色を見て
加「こんな坂を通ってきたんだ…凄いですねぇ」
瘴「ここまでで、150枚近い写真を撮ってしまいましたよ」
そしてアブトいちしろ駅にて
「ただいま駅のトイレの水が出なくなってしまった為、トイレは使えません」と
悪夢のアナウンスが…コレは悲惨だと思わざるを得ませんでしたね
そして朝早く家を出てきた為、私はココで激しい睡魔に襲われてしまい
終点の千頭駅まで寝ていたのでした

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千頭駅から金谷駅まで戻りますが、二人ともグロッキー状態
瘴「結局ご飯食べられませんでした…」
加「金谷駅に食べ物屋が全く無かったのが痛かったですね」
(瘴鶴(仮)はパンを持参していたので、ソレで空腹を凌いでいます)
瘴「金谷駅から、まずは熱海駅まで戻らないといけないんですよね」
加「キッツイ所ですが、頑張るしかないんですよ」
静岡エリアの移動って、何故か本当に辛いんですよね
東北(黒磯-仙台)の移動よりも、正直キツク感じます
そして静岡駅で10分待ち…何で!?と思いましたよ
瘴「何か買ってきますよ」
加「乗り遅れないようにして下さいね」
瘴鶴(仮)を探すと、私が迷子になってしまう為
待ち時間が短い時に一緒に買いに行く事は、基本的に無いです

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眠い目をこすりながら、時刻表をチェックすると
加「平塚駅で、湘南新宿ラインに繋げられますね」
瘴「そこまでしなくてもいいですよ」
加「私もコレでそのまま帰れますから、乗り換えましょう。その方が瘴鶴(仮)もラクでしょうし」
という事で熱海ダッシュをクリアして、平塚駅で湘南新宿ラインに乗り換え
二人ともグロッキー状態だった為、湘南新宿ラインに乗り換えた後は爆睡
(何せ大井川鐵道だけで、6時間乗っていましたしね)
途中車内で瘴鶴(仮)と分かれて、私はそのまま帰宅したのでした

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おまけというよりは、大井川鐵道に乗る時の注意点を

・食料は事前に持っていく
・車内にトイレが無い為、金谷駅・千頭駅・井川駅では電車に乗る前に、必ずトイレを済ませておく
・秘境駅で降りる場合は、降りた後の終電があるかをチェック(特に井川線)
・井川駅までのフリーきっぷ代4400円を必ず用意
 (日帰り時に買うきっぷは、大井川周遊きっぷ・有効期限2日間のものです
  瘴鶴(仮)は、間違えて別のフリーきっぷを買おうとしてました)
・SLに乗る場合は運行日のチェックとSL急行券代を、フリーきっぷ代とは別に用意

こんな所でしょうか。個人的に1度は井川線に是非乗って欲しいと思いますが
いかんせん千頭駅から井川駅までの移動時間が長い為、ゴリ押しは出来ないのが辛い所です
~ 鉄道むすめスタンプラリー・青春18きっぷ編その5 完 ~

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